屋根塗装


今回は、屋根の塗装について、少しお話したいと思います。
屋根の塗装はなぜ必要なのでしょうか?
屋根の塗り替えは、「屋根を綺麗に見せる」という役割もありますが、その一番重要な役割は、実は「屋根が劣化しないように保護する」ことです。
屋根の塗装は7年から15年程度で紫外線や熱などによって劣化して保護の機能が落ちてきます。
屋根の塗装の保護が失われると屋根の劣化が急速に進み、建物内部にも影響が出てしまいます。最悪の場合、改修に多大な費用がかかる可能性もありますので、
塗装による保護機能が失われる前に、再び塗装によって保護機能を復元することが大切なのです。






◆塗装の3つの役割

屋根の塗装には、主に3つの役割があります。

①美観(屋根を綺麗にする)

塗装により屋根に「色」「つや」を表現し、お家を美しく見せます。経年劣化により色褪せてしまった屋根を再度塗装することによって、
・元の色に戻す
・違う色に変える
塗装の役割の中でも、最もイメージしやすいのではないでしょうか?

②保護(雨、紫外線、サビなどから屋根を守る)

日本瓦以外の
・スレート
・金属屋根
・セメント瓦
などの屋根は、
・紫外線
・雨
・サビの発生
に対しての耐性が高くないので、塗装による保護がないとすぐに劣化してしまいます。塗装で塗膜を形成することで、上記の外的要因の影響を最小限に留めることができます。

③機能性付加(遮熱や防汚の機能で生活を快適にする)

塗料により「遮熱・断熱・防カビ・防汚・弾性・セルフクリーニング」などの機能を持たせることができます。

遮熱機能がある塗料
太陽からの熱を反射して屋根表面の温度を最大で20℃下げることができ、屋根の熱による劣化を抑えることができます。

防カビ機能がある塗料
塗料の中に防カビ材を配合するにより、カビ・細菌に対して阻止効果があります。

セルフクリーニング機能がある塗料
屋根に付着した汚れを雨により流すことができます。

このように塗装により機能性を付加することで、現状の環境をより快適にすることができます。